-にのまるごてん
【二の丸御殿跡】

東二の丸の一角(南側)に屋敷があった。
ラグビー場(二の丸御殿跡)
佐藤正彦氏によれば、この屋敷は第三代藩主・黒田光之(みつゆき)の
嫡男・長寛(ながひろ=第四代藩主綱政)が住んでいたとのこと。
ということは、代々、世継ぎの君の御殿であったかもしれない。

古図によると、土塀と石垣で囲まれていることが分かる。
しかし、今では土塀も門もない。
石垣も東側は残っているが、南側は一部を残しほとんど壊されている。
これは、昭和二十三年(1948)に開催された第三回国民体育大会の折、
ラグビー場建設のために破壊されたそうだ。

今でもラグビー場になっていて、子供たちが元気にサッカーをやっていた。
赤い木の左に御祈念櫓(本丸)が見える。結構、高低差があるのが分かる。