-てんしゅやぐら
【天守櫓跡】

天守台の西の枡形石垣上にあった櫓。
天守櫓の石垣
天守台の周りは迷路のように入り組んでいる。
御武具櫓御門から二の丸へ下りて振り返ってみると、
これが天守台だったかな?と勘違いしてしまう。
これは天守台ではなく、その西側枡形、天守櫓の石垣だ。

左に一段低い石垣は長局のあったところ。
右の坂道を上れば御武具櫓御門だ。


天守櫓のあった場所 天守櫓のあった場所2
(左)天守櫓の内側(枡形)を大天守台から望む。写真左の階段は、天守台へと上る鉄製階段。
(右)埋門から鉄御門方向の写真。写真右端は大天守台、その左くぼんだ所が鉄御門。

天守へ上るには、埋門の上を渡る櫓から行かねばならない。
では、その櫓へはどこから上ったのだろうか。
石段が残っていないことを考えると、おそらく木の階段があったのだろう。

佐藤正彦氏は、鉄御門横に階段があったと考えている。
拙者もそう思う。上右写真のあたりだ。
埋門から最も遠い場所に階段があって、天守櫓を一周して天守へ上ったのだろう。

ところで、佐藤正彦氏の「甦れ!幻の福岡城天守閣」表紙に
CGで再現された天守櫓はカッコイイぞ。