-じょうかまち
【島原城 城下町】
島原城の城下町はお城の北側によく残っている。
■鉄砲丁(てっぽうちょう)
鉄砲組が住んでいたといわれる武家屋敷街。道は碁盤上になっている。
道の真ん中に水路があるが、昔は飲み水だったそうだ。
今でもとても澄んでいて綺麗だ。
■時鐘楼(じしょうろう)
島原藩主・松平忠房(まつだいらただふさ)が建てた。民が時間を守り規則正しく生活できるように、との思いだったそうだ。
鐘の鋳造は豊後国国東郡(くにさきぐん)の藤原正次(ふじわらまさつぐ)。島原藩領が国東郡にあった関係だと思われる。
延宝三年(1675)完成したが、昭和十九年(1944)弾丸不足の戦時下に供出。
現在のものは昭和五十五年(1980)に復元されたものだ。
■西虎口門跡(にしこぐちもんあと)
北から城内へ入る門。桜門の西にあった。
場所の目安は、二の丸と三の丸の間の道の真北だ。
■カギ形の道
どこの城下町でも道をわざとガギ形に折り曲げて、敵が侵入しにくくしている。
こういうのを見つけると嬉しくなってくる。