-げんこうぼうるい・むかいはま
【元寇防塁〜向浜】
(昭和六年国指定史跡)

姪浜(向浜)の防塁指定地(左の松林)
向浜の防塁は、肥前国が担当した。

向浜、というのは、姪浜(めいのはま)の小戸公園(おどこうえん)から十郎川(じゅうろうがわ)にかけてのことである。
福岡市のヨット部が集まる小戸公園の駐車場ヨコに元寇防塁指定地がある。
小戸ヨットハーバー

ここも土中に埋もれたままになっているので、防塁の様子を見ることはできない。
若干傾斜した地面に防塁の面影を感じる程度だ。
防塁指定地は柵で囲まれている 昭和六年の標識も枝に埋もれている


それにしても、上陸可能な砂浜にはわずかな隙も作らぬよう
丁寧に防塁が築かれたものだ、と先人の使命感に打たれる思いがする。


場所 福岡市西区小戸三丁目(小戸公園)
アクセス JR博多駅から国道202号線を西へ進む。元寇防塁探索には、古いほうの202号線が便利。 
約10キロ先の「小戸西」交差点を右折、松林を左に見ながら進む。実はこの松林のあたりが防塁があった場所なのだが、
それは後の楽しみにして、「小戸公園」交差点を左折し、右の駐車場へ停めよう。ここは無料だ。
ただ、夏季(4月〜10月)は7:00〜20:00、冬季(11月〜3月)は8:00〜19:00なので注意。
駐車場の南側、ヨットハーバーの背後に防塁の指定地がある。駐車場からすぐ、徒歩15秒だ。