-げんこうぼうるい・いまづ
【元寇防塁〜今津】
(昭和六年国指定史跡)

今津の復元された防塁(西から)
今津の防塁は、大隅国・日向国が担当した。
柑子岳(こうしだけ)から毘沙門岳(びしゃもんだけ)にかけて約3キロの海岸に築かれていたという。

今津地区の防塁が最も保存状態がよく、うち約200mが復元されている。
高さが1mくらいしかないのは、下のほうが土の中に埋まったままだからだ。
復元された防塁を東側から

復元地点の両脇は、地中に埋もれたままにされている。
西へと延びる防塁 東へと延びる防塁(ちゃんと柵がしてある)
(左)復元地の西に延びる防塁(土中)
(右)復元地の東にも延びる防塁(柵の間の土中)


この西へ延びる防塁は、3キロ先の大原海水浴場まで延々林の中を続いている。
大原海水浴場ウラに露出した防塁 防塁の頂部が露出している
(左)大原海水浴場にも防塁が見られる(例の飯ごうに使われたのだろうか)
(右)大原海水浴場の防塁(よく見ないと見過ごしてしまう)


場所 福岡市西区今津(長浜海岸)
アクセス JR博多駅から国道202号線を西へ進む。元寇防塁探索には、古いほうの202号線が便利。 
約15キロ先の「今宿」交差点から県道54号線「福岡志摩前原線」に入り、今山を通り過ぎ、
今津橋を渡る。1キロ弱先の交差点のガソリンスタンドを右折するのが、電柱に案内があり分かりやすい。
この辺りのどこで曲がってもいいけど、道が狭いので要注意。あとは、ときどき出ている案内板に従い
野の花学園を通り過ぎると、砂浜に駐車場あり。10台くらいかな。
大原海水浴場は、夏のあいだは海の家の駐車場が1000円なので、シーズンオフがオススメです。